デューイの教育論が示唆するもの

未来を生き抜く子どもたちへ
デューイに学ぶ思考力育成の秘訣

はじめに

激動の時代を乗り越えるために、子どもたちにはどのような教育が必要でしょうか。そのヒントが、20世紀初頭のアメリカの哲学者・教育者、ジョン・デューイの思想に隠されています。

経験を通した学習の本質

デューイは著書 “Experience and Education”(経験と教育)の中で、経験を通した学習の本質と意義について深い洞察を示しました。彼は、良質の学習経験を繰り返すことが重要だと説いています。そして、その良質の学習経験を作り出すには、教師の存在が不可欠だと主張しているのです。

デューイは、教師の役割を知識の伝達者ではなく、学習経験の質を高める環境の設計者だと捉えました。つまり、教師は学習者の興味関心や発達段階を理解し、適切な教材や課題を選択・開発する力を身につける必要があります。

反省的思考と探究活動

さらに、デューイは「反省的思考」という概念を提唱しました。問題解決に向けて能動的に考えを巡らせるプロセスこそが、真の意味で思考力を高めると主張したのです。そして、探究活動が思考のトレーニングになると説いています。

デューイによれば、思考のプロセスは以下の5つのステップを経て進みます。

①困難の発生
②困難の明確化
③解決策の示唆
④示唆の合理的な展開(推論)
⑤実験による確証と信念の形成

    子どもたちへの応用

    子どもたちにこのプロセスを体験させるためには、観察力を養い、好奇心を刺激し、言語化のスキルを磨くことが大切です。そして、探究活動には時間的余裕と、学習者自身が問題を探究する責任感が必要だとデューイは指摘しています。

    まとめ

    デューイの経験学習論は、100年近く前に提唱されたものですが、その本質は色あせていません。彼のメッセージは、変化の激しい現代社会を生きる私たち大人にこそ、突きつけられているのかもしれません。

    子どもの無限の可能性を信じ、その思考力を丁寧に育んでいくこと。それこそが、未来を生き抜く子どもたちに必要な教育なのではないでしょうか。デューイの思想は、そのヒントを私たちに与えてくれています。

    最後までお読み頂きありがとうございました。
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