伝統芸能、スポーツ、職人技に隠された真の学びの扉

「頭で理解する」を超えた、圧倒的な学び体験

スポーツの妙技、伝統芸能の奥深さ、職人技の精緻さ。言葉では説明しきれない「感覚」を、どのように伝え、受け継いできたのでしょうか?

長きに渡る「わざ」の伝承を支えてきた「ことば」に焦点を当て、真の学びのあり方を問う革新的な書籍です♪

「わざ言語」が伝える、言葉を超えた感覚の世界

著者の生田久美子氏と北村勝朗氏は、茶道や武道、伝統工芸など、日本の伝統的な技能や芸能の奥深い世界を探求し、その継承方法を感覚を通じた学びとして丁寧に描き出してくれています。

茶道の茶室に足を踏み入れた瞬間の静寂、武道の道場での一瞬の緊張、伝統工芸の職人の手元に宿る熟練の技。そのすべてが、言葉を超えた「わざ言語」によって伝えられると。。

「ことば」が紡ぐ、指導者と学習者の絆

本書では、五代目中村時蔵、佐藤三昭、朝原宣治など、第一線で活躍する指導者や実践者へのインタビューを通して、「わざ」の習得過程で交わされる具体的な「ことば」が紐解かれています。

それは単なる指示や説明ではなく、五感に訴えかけるような奥深い言葉の響きで、まるで指導者の側にいるかのように、その「ことば」を通して、選手や弟子たちがどのように感覚を共有し、成長していくのかを体感することができる形となっています。

学習者の認知過程に迫る

さらに、本書は学習者の認知過程をも明らかにします。「わざ」を学ぶ際に、人はどのような思考や感情を経験するのか? 経験豊富な指導者たちは、どのように学習者を導き、成長を促していくのか?そのメカニズムを理解することで、より効果的な学びを実現することが可能になります。

分野を超えた「わざ」の本質

古典芸能、スポーツ、職人技など、一見異なる分野の「わざ」にも共通する要素が存在することを本書は示唆します。それは、分野を超えた学びのヒントとなるだけでなく、「わざ」の本質をより深く理解するきっかけにもなりうると記されています。

「言葉にできない」を、言葉で伝える

本書は、長年培われてきた「暗黙知」を体系的に言語化することに成功した、まさに画期的な研究だと感じました。「言葉にできない」とされてきた「感覚」を、どのように伝え、受け継いでいくのか。その答えが記されています。

子どもたちに関わる私たち講師は「わざ言語」という新たな視点から、「学び」の本質を深く理解し、真の成長を手に入れるためのヒントを活用しつつ、言葉を超えた感覚の共有を通じて、真の学びの体験をasobi+スポーツを通してできるよう取り組んでいきます!

最後までお読み頂きありがとうございました。
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