神経の栄養とは?

今回は【神経の栄養で必要なもの】について!

『BDNF』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これはBrain Derived Neurotrophic Factorの略で日本語では「脳由来神経栄養因子」と訳されることが多いようです。

これまでにコーディネーショントレーニングを含めスポーツに必要な身体の動きは神経の影響を大きく受けていることを何度かブログで説明してきました。そして、多くの皆さんが小学生年代までのうちにこの神経系を鍛えるトレーニングをすべきだと理解していると思います。

この「脳由来神経栄養因子」というのは、神経回路の性能において重要な物質であるという研究結果が出されています。つまり、BDNFという『神経の栄養』となるものがあり、それをうまく取り入れることで運動神経においても効果が見込めるというわけです。

ではその『神経の栄養』となるものはなんでしょうか?食べ物でしょうか?飲み物でしょうか?BDNFというのはタンパク質の名前ですがタンパク質を積極的に摂れば良いという話ではありません。このタンパク質の働きは神経細胞の健康を増進し、新たなシナプス(神経伝達に必要な構造)の形成や神経細胞間の連結を保持し、脳組織の厚さや結合性を増加させます。そして海馬においてその増加が特に認められており運動による認知機能の向上に寄与している可能性が示唆されています。

この『BDNF』というタンパク質はニューロン(神経細胞)内に存在するもので1日以上信号伝達が行われていないとBDNFの働きが鈍っているという研究データが出ています。つまり簡単にいうと、神経細胞というのは、ある運動を習得して記憶したとしても常に刺激して信号の伝達をしていないとその性能を維持し続けることはできないということです。

以上を踏まえて『神経の栄養』はなんだと言えるでしょうか?

そうです。

毎日やること。『継続』です。継続することこそが運動神経への栄養となります。このように科学的に見ても「継続」する「習慣」をつけることは重要であると私たちは考えています。

asobi+スポーツでは科学的に解明された正しい情報をかみ砕いてお子様に言語化して伝え、取り巻く環境を変えられる取り組みを実践しています。

最後までお読み頂きありがとうございました。
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